健康と住宅。

安心して住むことができる家って?

三階建て住宅と思わせる家


屋根下に生まれるデッドスペースを利用して大型の収納庫を設ける家庭は多いです。二階の1/2未満のスペースであることと、天井高1.4m以下であるという条件を満たすことで、床面積に含まれず、二階建て住宅として設計できる魅力を活かし、この屋根下が有効活用されるケースが多いのです。もっと収納スペースが欲しい!広々とした収納スペースが欲しいが居住スペースは狭めたくない!と考える人も多いのですが、これらの希望を再現した収納スペースとなってくれます。

この小屋裏収納を設ける際には、ここへの行き来の手段に注目しましょう。以前は急勾配なハシゴで行き来をすることが多かったです。ハシゴでの行き来は大きな物や重さのある物を出し入れする時、一人で行うことができませんし物の出し入れの際に危険が伴います。また、行き来のしにくさから利用しにくい収納スペースとなってしまい使い勝手を下げてしまうのです。そこで三階建て住宅を思わせるように固定階段で行き来ができるようにしておきます。階段で行き来を行うことができることで物の出し入れが格段にしやすくなりますし、ハシゴに比べ行き来のしやすさが高まります。

行き来のしやすさが高いことで、単に収納スペースとして利用するのではなく、趣味を楽しむ趣味スペースとして利用したり、書斎スペースとして利用させやすくもなるのです。行き来のしやすさはより身近な空間だという意識が高まり、空間の利用のしやすさも高まります。ワンシーズンしか利用しない物や趣味道具、捨てられない思い出の品などここに一か所にまとめて整理できるため、このような収納スペースがあると、居住スペースに物が散らかりにくく美しい空間を保ちやすくなるのです。三階建て住宅を思わせる小屋裏収納を設けておくのもいいのではないでしょうか。


家具の計画


新築やリフォームの際に生活する上で必要な家具を併せて計画してみてはいかがでしょうか。室内の雰囲気に合わせて家具を選んだり、建物のスペースに合わせて家具を選ぶのは意外と大変です。気に入ったデザインの家具が見つかってもサイズが合わなかったり、サイズがぴったりでもデザインが気に入らなかったりすることも多いです。

家造りの際に併せて家具を計画することで、家具を探す手間が省け、また見た目の統一感も高められるのです。建物のサイズに合わせて家具を造り付けることで、隙間が生まれずお掃除がしやすくなりますし、床から天井まで余すとこなく有効活用できることで収納力をアップさせることもできます。室内の雰囲気に合わせた家具の色味や統一した素材にすることで室内全体のまとまりが高まり、家具が室内に馴染みます。

また、手持ち家具との調和を合わせたデザインにすることができたり、自分好みのデザインにすることができることで家具への満足感や愛着を高められるのです。また、家具の使い勝手が高められるように仕様にまでこだわることも可能です。

しかし、家具を計画する際に気を付けたいのが予算です。海外で生産された非常に安価な家具が多く出回っています。家具を造り付ける際、使用する素材やこだわった仕様にすることで非常に高額な家具になってしまうことを忘れてはいけません。予算に合わせて家具を造り付けたり、既製品家具を取り入れたりするのもいいと思います。最近では、地震対策として家具を造りつけておこうと考える人も少なくありません。あらゆる角度から家具選びをする必要がありそうです。


利用しやすい洗面室にしよう


家造りにおいては、家族が長時間過ごすリビング同様、家族みんなが多目的に使用する洗面室を重視しましょう。洗面・脱衣・洗濯とさまざまな用途で使用されるこの空間は、物で溢れてしまいやすく、生活感が現れやすくなってしまいがちです。

そこで洗面室を利用しやすい空間にするにはまず洗面室の収納を高めましょう。タオル類をはじめ、洗濯物を入れる洗濯カゴ、シャンプーやソープなどのストック、浴室の掃除道具、洗濯関連用品、家族の下着やパジャマなどもここに整理しておくと便利で利用しやすい空間となります。そこで最近では、洗面室の壁一面を利用して洗面クローゼットを造り付ける家庭も多いです。

クローゼットを造り付けることで床から天井まで余すとこなく収納スペースとして利用できますし、隙間をすまないのでお掃除のしやすさも高められるのです。物が把握しやすく、出し入れのしやすさを高めるには、毎日出し入れする洗濯用洗剤などをボトルを統一して見せる収納でオープン棚に並べて整理します。オープン棚なら扉を開け閉めするワンアクションを減らし、物の出し入れがしやすく効率よく家事の作業を進められます。シャンプーなどのストックは扉付きの比較的高い位置に収納しておきます。色や柄が氾濫するため目に触れると生活感を与えてしまいます。

家族の下着やパジャマは引き出し収納に隠して収納しておきます。引き出し収納なら奥にしまった物でも把握しやすく、出し入れもしやすいのです。下部には洗濯カゴをビルトインしておくのです。家事の効率を考えるとここの天井に室内物干しを設けておけば悪天候時や夜洗濯を行った場合は、洗う→干すという作業が効率よく行えるのです。家族の使用頻度が高い洗面室は利用のしやすさを高めましょう。


造り付けカップボード


我が家に設けたカップボードは、キッチンスペースに合わせて造りつけてもらいました。床から天井近くまで広がるカップボードを設けたことでキッチンで必要な物をここ一か所でスッキリと整理することができています。このカップボードの全面にはすりガラスの扉が設けられています。扉3枚分にも広がるカップボードの扉一面は、キッチンパントリーとして利用しています。

乾物、レトルト食品、お菓子やお米などをストックしているだけでなく、レシピ本や紙皿や紙コップなどの用品もここに整理しています。そしてその隣の扉一面には食器類を収納しています。普段使いするものからお客様用のものまでここ一か所に整理することができています。お皿選びがしやすいですし、お弁当箱やタッパーまでもここに収めることができています。

そして、隣の扉一面にはキッチン家電を収納しています。炊飯器を設置している部分の棚は引き出せる造りにしているため、利用しやすいです。ホットプレートやたこ焼き器、ミキサーやフードプロセッサーなど大きさや使用頻度に合わせて上段や下段を利用して収納しています。その他、子ども達の幼稚園や小学校で使用するお食事セットや水筒などもカップボード内にきちんと整理できているため、スッキリとしたキッチンが保てています。

キッチンを使用する時にはすりガラスの引き戸をフルオープンにして、物が把握しやすく、出し入れしやすいようにしています。家事をしない時や来客時には扉を閉め切っておけば生活感で溢れるキッチン家電や食材が目に入らずスタイリッシュな空間が広がります。耐震性にも優れているためカップボードを造り付けて良かったです。


子供と片付け


お片づけを子どもにどう促すかは共通の悩みです。

お片づけが苦手なのは、今まで夢中になって遊んでいた気持ちに逆行するからです。大人は先のために我慢する事ができますが、こういった気持ちが育ってくるのは、5歳になってからです。それまでは好きなものを先延ばしするどころか、見えないところにしまうのは、とても難しいことなのです。
こうした子供の成長ステップを考え、気持ちに寄り添えれば、イライラも無くなります。まだ片づけていない事を叱るより、誘惑と葛藤に打ち勝って何とか片づけられたものを見つけて、褒めてあげましょう。

やる気スイッチを入れる工夫
子供の競争心を活用する・・・子どもはお片づけ、ママは洗濯物をたたむなどの家事をヨーイ・ドンで競争します。子供は競争が大好きです。

写真を使って視覚に訴える・・・デジカメや携帯でお片づけ前の部屋の写真を撮り、この積み木とこのパズルを消しちゃおうと、片付け作業に入ります。同じ場所からまた写真を撮り、積み木とパズルが消えちゃったと、視覚できれいになった喜びを感じてもらいます。

遊びの延長に組み込む・・・例えば、使っていたお人形などの手や声を使い、僕は線路を片付けるよ、私はおままごとにするわ、などと言いながら片付け、そろそろボク達おうちに帰る時間だよ、などと言っておもちゃを帰宅させます。
片づけをしはじめたら、また遊び始めてしまうという場合には、ママもおしごと、あなたもおしごと、ふたりともおしごと忙しいね、などと言って、監視役のような存在にならないよう気をつけながら、あなたなら大丈夫という見守りの気持ちで、進行状況を見ていましょう。


重要な窓


住まいにとって窓の存在は非常に重要です。住宅に求める基本事項は、夏は涼しく冬暖かい家であることではないでしょうか。それを実現するには建物自体の断熱性もとても重要なのですが、それと同じくらい重要なのが窓の断熱性なのです。

冬の暖房時の熱が流出する割合は、屋根5%、床7%、換気・外壁15%、窓58%です。夏の冷房時に熱が入ってくる割合は、床3%、換気6%、外壁7%、屋根11%、窓73%です。この数字を見ると窓の断熱性が非常に大切であることが一目瞭然です。そこで我が家は、2枚の板ガラスの間に乾燥空気を封入し、室外側ガラスの中空層面側に遮熱高断熱特殊金属膜をコーティングしたLow-E複層ガラスというのを取り入れました。

この特殊金属膜は太陽光線のなかで、可視光線を最大限に透過させ、赤外線・紫外線を大幅にカットしてくれるのです。そこで省エネ性が期待できます。夏は太陽の熱を大きく反射するので冷房効果を高め、冬は高断熱性能を発揮して室内の暖かさを室外に逃がしにくくするので暖房効果の向上に役立つのです。

そして冬場の窓の結露を大幅に抑制してくれます。結露抑制は、アトピーの一因と言われるカビやダニの発生を抑えるので、健康な住空間を作り出すことにも繋がるのです。また、しみやそばかす、カーテンや家具の色あせの一因となっている紫外線を大幅にカットし、住まいと人の健康を守ってくれるのです。あって当たり前の窓ですが、断熱性をしっかりと確保して住まいの快適性や光熱費の削減に繋げていきたいものです。


アイランドキッチン


オープンキッチンと言うとアイランドキッチンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。アイランドキッチンとは、部屋の中に島のようにあるキッチンのことを言います。キッチンと壁が接する部分がないことで動線のスムーズさが確保できます。行き止まりがないのでキッチン周りをクルクルと移動でき、行き来のしやすさが高まります。

視界を遮るものがないためリビングやダイニングとの一体感が得られます。一体感が高いことで、家族がどこに居ても顔を合わせてコミュケーションが取りやすく、キッチンで家事をしている間も孤立することなく、楽しみながら家事を進められます。またリビングで遊ぶ子ども達にまでしっかりと目が行き届くため家事と育児の両立もしやすいのです。

そして、自然と家族がキッチンへ集まってきやすく、食事の支度の際もお手伝いしやすいのです。最短でキッチンとダイニングへと移動できるので食事の支度や食後の片付けが楽に行えるので家事効率も高まります。

しかし、アイランドキッチンを設けるには広いスペースが必要になります。また、開放感が得られる一方で、油はねや水はね、料理のにおいが部屋に広がりやすくなります。コンロ部分には耐熱用のガラス張りにしたり、換気扇はパワーが強いものを設置し、気になるにおいをしっかりと吸い、においが充満するのを避けられるようにしましょう。手元部分が丸見えになってしまうというデメリットもあります。こまめに片付け美しいキッチンを保たなければキッチンが一気に生活感で溢れてしまいます。メリットとデメリットを受け入れ人気のアイランドキッチンを取り入れるようにしましょう。


空間の繋がりとメリハリ


最近では視界を遮ってしまう壁や間仕切りをできるだけ設けず、空間の一体感や空間の繋がりを第一に考えた間取りが人気となっています。空間の繋がりを大事にすることで家族が顔を合わせてコミュニケーションが取りやすく、空間に広がりや開放感も得られます。

しかし、壁が全くなくなってしまっては空間が間延びしてメリハリが損なわれてしまいます。そこで視線を抜けさせつつも間仕切りの役目を果たしてくれる壁を上手に取り入れましょう。程よい高さの腰壁やアーチ状の垂れ壁を設けて一体感のあるLDKを緩やかにゾーニングするのです。ゾーニングすることで各空間の居心地の良さが高まりますし、空間の繋がりはしっかりと確保できているため家族の繋がりも感じられるのです。

また、床に高低差をつけて空間のメリハリをつけるのもいいでしょう。最近では一体感のあるLDKに隣接した形で和室が配置されることが多いです。そこで和室に高さを設けて小上がりにします。洋風のLDKと畳の和室が隣接しても床に高低差をつけていることで互いの空間に違和感を与えません。家族が集まるリビングをダウンフロアにして開放感をプラスさせるのもいいでしょう。ダウンフロアにすることで天井が高くなり広さや開放感が高められます。ほどよいこもり感が居心地の良さを高めてくれるのです。

キッチンをダウンフロアにすることで、目の前に広がるダイニングと目線の高さを合わせることができます。キッチンで立って家事をするママの上から視線がなくなり、目線の高さがあることで会話やよりしやすく、威圧感もなくなります。高低差をつけることで空間のメリハリや目線の高さを調整できより居心地のいい空間が広がりそうです。


住まいに窓は大事


注文住宅を購入した我が家は、間取りや設備、デザインと決めなくてはいけないことが多く選択の連続でした。住まいにまず求めたことが、夏は涼しく冬暖かい住まいであることです。それには建物そのものの断熱性が重要なのだとばかり思って、使用する断熱材やそれに合った断熱工法ばかりに注目しました。もちろんこのことも大事なのですが、それと同じくらい大事なことが窓であることを業者の人から教わりました。

暖房時の熱が流出する割合は、屋根5%、床7%、外壁・換気15%、窓58%です。冷房時に熱が入る割合は、床3%、換気6%、外壁7%、屋根11%、窓73%です。この数字を見ても窓が重要であることが一目瞭然ではないでしょうか。そこで我が家は、2枚の板ガラスの間に乾燥空気を封入し、室外側ガラスの中空層面側に遮熱高断熱特殊金属膜をコーティングしたLow-E複層ガラスを取り入れました。

建物自体の断熱性を高めるだけでなく、窓の気密性や断熱性を高めることが大事なのです。この特殊金属膜は、太陽光線のなかで、可視光線を最大限に透過させ、赤外線や紫外線を大幅にカットするのです。そこで期待できるのが省エネ性です。夏は太陽の熱を大きく反射するので冷房効果を高められますし、冬は高断熱性能を発揮し室内の暖かさを室外に逃がしにくくしてくれるため暖房効果も高められます。

冷暖房に頼ることなくエコな暮らしを送りたいということも誰もが求めることではないでしょうか。冷暖房を効率よく利用して光熱費の削減を実現させたいものです。そして寒い冬は、窓の結露が気になります。結露をそのままにしておくとカビやダニが発生します。アトピーの一因と言われるカビやダニの発生を抑えるには窓の断熱性を高めることです。この窓は嫌な結露を大幅に抑制し、カビやダニの発生を抑えるので健康な住空間を作り出すのです。窓にも注目して快適な住まいを完成させたいものです。


階段


二階建てや三階建て住宅には欠かすことができない階段ですが、様々な形状の階段があります。まっすぐなストレート階段や廻り階段、折り返し階段、ストレートからどちらかに曲がるL字型階段などたくさんの形状があります。階段をどこに設けてどの形状の階段を設けるかで住宅の動線や、広さ、デッドスペースの活用法も大きく変わってくるのです。

ストレート階段は、荷物を運ぶ際に便利です。途中で曲がっている形状の階段だと、大きさのある物を運びにくく、階段を踏み外しそうになったり危険性も高まります。荷物の移動のしやすさは高いのですが、万が一、足を踏み外した時は下まで落ちてしまう形状なのでしっかりと安全性の確保が大事なのです。階段の段差を低くしたり、幅を広めて対策を取ることで安全性が高められるのです。途中で踊り場を設けておくのもいいと思います。

我が家は、折り返し階段です。折り返し階段は途中で踊り場がある階段で、廻り階段は途中で踊り場がなく回って上がる階段のことです。我が家は途中に1畳ほどの平坦な踊り場が設けられているので階段の安全性が高まっています。まだ小さい子どもがいるため階段の安全性の確保は必須でした。この折り返し階段の下にはトイレを設けています。一部の天井が通常の天井の高さより低くなっているのですが、用を足すにも問題ありませんし、空間の狭さや圧迫感を与えることもありません。階段をどこに設けどのような形状の階段にするかを考える時には、同時にデッドスペースの活用法までしっかりと考えて計画するといいでしょう。